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全国のライヴハウススタッフがオススメするアーティストのライヴ&リリース情報

Special Live Report 2007.12.21 noiam@LIVE SQUARE 2nd LINE
noiam

 2004年5月に結成されたnoiamが初のワンマンライヴを行なった。会場となったのは、彼らのホームグラウンド「LIVE SQUARE 2nd LINE」。バンド史上一度しかない“初”ワンマンを見届けようと、ファンはもちろん、彼らに注目するバンドマンなど多くの人が来場。ホールに向かう通路には、ツアーの先々で撮影した写真が飾られ、「noiam word bird tour」ファイナルへの期待を高まらせた。
 まずオープニングに、ツアー名にも掲げられている「word bird」のPVを上映。そして1曲目にも同曲が演奏された。勢いのあるストレートなロックナンバーは、「♪恋をした~」のフレーズが印象的だ。


最初のMCで長谷川(vo,g)が、この初ワンマンまでの道のりはとても長かったと語る。バンド結成から3年と7ヵ月。それを長いと感じたのは、昨年4月のギタリストの脱退劇によるところが大きいだろう。バンドにとってメンバーチェンジというものは、ともすれば、それまで築き上げてきたものが崩れてしまうリスクを伴う。彼はその時に感じた気持ちを「シンフォニー」という歌に残した。そんな脱退劇を経て、現メンバーのチョロが加入。憶測だが、新ラインナップになり、最初の目標に定めたのが、おそらくこの日のワンマンだったのではないだろうか。

noiam

 ピンスポットライトが長谷川を照らすなか、アコギで披露されたのは「せつないきもち」。初めてこの曲を聴いた人でも、楽曲の良さ、声量ある長谷川の歌声が持つ説得力に心打たれるに違いない。彼らの明るい未来を感じさせる、開けた印象の楽曲「朝焼けの五線譜」の後のMCで、長谷川がチョロに向かってこう言った。 ――オマエ、頑張ったもんな。
 この言葉にはチョロもたまらなかったようで、「もう1曲目から泣きそうになってた」と言いながら涙目に。前任ギタリストが評判の高いメンバーだっただけに、その後を継ぐ彼のプレッシャーは相当のものだったようだ。「100%満足はしていない」と言いながらも、この日に向かって練習を重ねてきた4人がこの日ステージで味わったであろう充足感、初ワンマンを行なうまでの3年と7ヵ月のすべての気持ちが伝わった瞬間だった。
 3月5日にリリースする初のフルアルバム『妄想金魚』のリード曲の初お披露目、一緒に共演したかったというファンキーロッカーズを迎えて2MCで披露された「Shot Gun!!」など、ワンマンならではのスペシャルもあり、本編では全16曲を演奏。そしてアンコールでは、2nd LINE店長の今富氏をステージへ呼び、花束を贈呈する場面も。「今の僕らがあるのは、今富さんのおかげ」と、長谷川が涙した姿には強く感動させられた。
 「この光景を忘れたらあかんな」と、満員の会場を見守りながら長谷川は言った。「すべての感情を音にしている」というnoiam。この日見た光景は、今後の彼らに何よりも素晴らしい影響を与えることだろう。

 〈取材・撮影:田上知枝〉


大阪 福島LIVE SQUARE 2nd LINE

大阪 福島LIVE SQUARE 2nd LINE

■SHOP DATA■
大阪・福島LIVE SQUARE 2nd LINE
大阪府大阪市福島区福島7-11-37
TEL.06-6453-1985
キャパシティ:スタンディング250
ドリンク代:¥500
ロッカー:有(50個)

●オフィシャルサイト


今富一機さん
大阪府 福島LIVE SQUARE 2nd LINE

店長
今富一機さん

■お薦めアーティスト
noiam chaqq Hippogriff camaro

■PROFILE■
 「高校卒業後、バンドをやりながら地元のライヴハウスで働いていたんですけど、そこが大阪でも少し田舎だったために情報量が少なく、勉強のためにバナナホールでアルバイトを始めたんです。それがこの仕事を始めたきっかけですね。
 それで、バナナホールを辞めてGUILDでブッキングをしたり、またバナナホールに戻ったりしていたのですが、1992年にはバナナホールを再び辞めて、地元のライヴハウスで働きながらバンド活動に励んでいました。1995年夏にはバンドメンバーで上京して、11月にアルファミュージックから「太陽の塔」というバンドでデビューしたんです。
 1999年に、知人に「ライヴハウスをやりたいんだけど、手伝わないか?」と誘われ、大宮にライヴハウス「Hearts」をオープンさせ、またこの仕事をスタートさせました。7月にはバンドが活動休止。2004年に体調不良のため大阪に帰郷し、翌年に2nd LINEに就業、店長をやっています。現在はセカンドライナーズでギターを弾いています。
 2nd LINEはツアーバンドが多く、基本的にオールジャンルですが、ギターロック系・ギターポップ系が多いですね。この仕事はバンドと一緒に自分も成長できるところが魅力。アーティストもお客さんも僕ら(スタッフ)も楽しめる場所でありたいですね」

大阪 福島LIVE SQUARE 2nd LINEイチ押しアーティスト
noiam

公式サイト

 「noiamは僕が2nd LINEに入ってすぐに知り合ったバンドで、ヴォーカルの長谷川の個性と、彼が作る楽曲の世界観にとても惹かれました。当時に比べてライヴパフォーマンスの“熱量”もずいぶん上がり、楽曲のクオリティもドンドン高くなってきています。今後さらに面白くなっていってくれるでしょう」(今富さん)

 「僕らが2nd LINEに出るようになった時にちょうど今富さんが来たこともあり、人間としての関わりが深いので、いちばん楽しみつつも、いちばん緊張して演るところですね。今富さんには良い意味で翻弄されてます(笑)。持っている言葉や受け取り方が違うので、“なるほど”と思いながら悩んで答えを探している感じ。そのやり取りが面白いですね。2nd LINEはイケてるバンドが多い。出演していてもそうだけど、ライヴを観る環境としてすごく楽しめるハコです。
 「シンフォニー」は別れの曲。前のギターが昨年の4月に辞めたんですが、メンバーが変わるっていうのはすごく大変なことで、そういうことを形にしておこうと思って書いたんです。別れの前には必ず決断がある。どういう状況でも、決断をしたということ自体が大事なことで、それが別れにつながったとしてもいいんじゃないかと思うんですよ。辞めたメンバーに対して、僕はこの場所でやっていくよっていう決意を示した曲でもありますね。それは、彼氏彼女だったり友達との卒業による別れだったり、誰にも思い当たる節があると思います。それに、しっかり悲しんでからじゃないと次に進めないし、この出来事を絶対に忘れたらあかんと思って作りました。
 バンドとしては、新しい自分を見つけること、自分の可能性を広げることがバンドの可能性にもつながると思うんです。自分のすべてがバンドに直結していて、すべての感情を音にしているので、これからもずっと素直にやっていけたらいいなと思いますね」(noiam・長谷川政史)


chaqq

★公式サイト
アイランド

アイランド

アーティスト chaqq
アルバム Relation
レーベル 自主制作
リリース日 2008-01-10
このメロディーを聞け!!

 「前身のバンドから2nd LINEに出演しています。メンバー3人とも21歳という若さにも関わらず、ライヴの安定度と客席を巻き込むパフォーマンスはどこに行っても通用するものだと思っています。21歳なりの視点から見た楽曲たちも、僕ら大人が聴いてもうなずける、説得力のあるものです」(今富さん)

 「2nd LINEは一つ一つのバンドにちゃんと親身になって向き合ってくれるライヴハウス。スタッフの人たちもフレンドリーだし、居心地も最高です!! そりゃあ良いバンドマンが集まるわけです(笑)。そんな中、今富さんは僕らにとって親同然の人。2nd LINEに誘ってもらった昨年4月の結成当時から今の今まで、ずっと僕たちの面倒を見てくれています。だから、誰よりも僕たちのことをわかってくれていると思うし、僕らも何かに迷った時なんかにはいつも相談させてもらってます。時には優しく、時には叱ってくれて、手取り足取りいろいろなことを今富さんからは教えてもらいました。この人がいなかったら今の僕たちはいないんじゃないか!? って言えてしまうくらい、僕たちにとっては大切な人です。今富さんには本当に感謝しています。
 今富さんに言われたことで印象的だったのは、まだ僕たちが結成して間もない頃、自分たちのライヴをある知り合いの音楽関係者からひどくダメだしされて、ライヴというものに対して、何が正しくて、何が間違っているのか判断ができなくなってしまった時があったんですよ。3人で悩みに悩んで今富さんに相談しに行ったところ、「そんなん気にすんなよ、楽しくやったらいいねん!! お前らのやりたいようにやれよ」って言ってくれて、3人揃って泣き出しそうになったことがありましたね。その時の僕たちにはその一言が本当に温かくて、今でも良く思い出します。
 今回の試聴曲「アイランド」は僕ら自身もすごく気に入っている曲で、ライヴではいつも自然と笑顔になって演奏しています。初めて聴く人も素直に入り込める曲だと思うので、何度も試聴してもらいたいです。あと、ライヴではまた違う感じで楽しめると思うので、何度も聴いてライヴにも駆けつけてほしいと思います」(chaqq・星 大介)


Hippogriff

★公式サイト
煩悩サイダー

煩悩サイダー

アーティスト Hippogriff
アルバム 煩悩サイダー
レーベル 未指定
リリース日 2008-01-11
2007年末に発売したデモシングルから。アップテンポのロックチューンです。
タイトルの意味を良く聞かれますが、密閉した容器から噴出そうとする炭酸と、
人間と言う密閉した器から噴出さんとする108つの煩悩のイメージをリンクさせた物です。

 「結成当初から2nd LINEでは群を抜いた存在ですね。演奏力・楽曲の完成度・人気のどれをとっても2nd LINEの“イチ押し”と言わざるを得ないバンです。ライヴ、CDともに自信あります」(今富さん)

 「2nd LINEは、出演者の音楽的レベルが本当に高い! 他にもオムニバスCDや、内外でのビッグライヴを企画してくれたりと、つねに刺激やハードルを与えてもらっています。スタッフさんも熱心で気さくな人ばかりで、本物の音楽好きが集まっている感じですね。こちらのパワーには100%で応えてくれる箱です。今富さんは兄貴的存在。バンドのために、家族のように熱心に心血を注いでくれます。その分、厳しい時にはぶっ殺されるんじゃないかと思うくらい厳しい(笑)。「まあ、成功やな」って、昨年の初ワンマンの打ち上げで言ってもらった時は、シンプルな言葉でしたが、滅多に褒めない人が本当に嬉しそうな顔で言ってくれたので、すごく印象に残ってます。
 今回聴いてもらう曲は、2007年末に発売したデモシングルから「煩悩サイダー」。アップテンポのロックチューンです。タイトルの意味を良く聞かれますが、密閉した容器から噴出そうとする炭酸と、人間という密閉した器から噴出さんとする108つの煩悩のイメージをリンクさせたものです」(Hippogriff・高木誠司)


camaro

★公式サイト

 「メンバーはアホです(笑)。でも曲を作らせたらスゴイ。ヴォーカル桑田の声とコンポーズ力はスゴイです。でも、ライヴは……やっぱアホなんです」(今富さん)

 「僕らは自分らのなりのポップ感につねに拘っています。時にサイケでエレクトロだったりしますが、安易にブランド化された偏ったジャンルには興味がありません。言葉でなかなか表現できないこの感覚がcamaroだと表現していただければ本望です。
 2nd LINEはワンランク上の箱ですね。とても良くしてもらっています。今富さんは師であり父であり、時に鬼(笑)。ラーメンの話になると、とても熱くなられますけど(笑)、たまにとても無邪気な一面を見せてくれます。ライヴ終わりにはいつもお叱りの言葉をいただいております。
 「カレイドスコープ」はエレクトロなビートに沿って構成されております。浮遊感もあって、宇宙など連想される方もいるのではないでしょうか? これを聴いて、“ライヴではどうすんねん”という見方の人もいるかもしれません。音源とライヴは別物で、全然違うふうに聴こえるかもしれませんが、それはカレイドスコープなのです。気になる方は、一度ライヴに来てみるといいでしょう」(camaro・松本 新)



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※アーティスト・曲情報につきましては1月20日現在の情報です。