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Special Live Report 小鳥かぶれ 2008.5.18@東京・両国Bootz camp FOURVALLEY

小鳥かぶれ

 不器用な男たちの熱き心の叫び――小鳥かぶれのステージを見ていて、そんな言葉が思い浮かんだ。
 この日は、 “泥沼演歌”という独自のコンセプトを掲げて活動する和歌山の4Pバンド、SEGAREのレコ発。トップバッターとして登場した小鳥かぶれは、SEGAREの記念すべきレコ発であるこの日を、他の出演バンドと共に最高の一日にしようと、気合いの入りまくったステージを見せた。
 「いつだって僕は臆病で 変わってくことを見送って 変わらない様な顔して生きて」「このまま僕は死んだ魚のような顔して 空を見上げて心までは売らない」と歌われる「死んだ魚」。


小鳥かぶれ
亀田(vo,g)は、「目に見える変化だけが成長ではない。自分の中で意識が変わっていくのも、充分な成長なんだ」と、理想と現実とのギャップにつまづきながらも愚直に生きる者たちの背中をさりげなく押してくれる。そして、彼らの信念は、「心までは売らない」という言葉に集約されているように感じた。
 コーラスワークが印象的なポップナンバー「ハローグッバイ」の後に、亀田はバンドが結成8周年を迎えたことに触れ、「バンドって、頑張らなくても続けていけるんですよ。楽しいから」と客席に呼びかける。これもまた、彼なりのメッセージだ。説得力のある歌声が場内を感動の渦に巻き込んだ「幼き頃の僕からの手紙」、メッセージ性が強く、瞬発力のあるナンバー「人は人の為に生きられない」など、この日は計5曲を披露。短いながらも、小鳥かぶれというバンドの魅力、FOURVALLEYの店長でもある亀田が、なぜ多くの後輩バンドに慕われているのか、その理由が充分に伝わってくるステージだった。
 “汗”と“感動”の似合うバンド、小鳥かぶれは、不器用ながらも強い信念を持ち続ける、愛すべきバンドだった。 〈取材・撮影:田上知枝〉


東京 両国Bootz camp FOURVALLEY

東京 両国Bootz camp FOURVALLEY

■SHOP DATA■
東京都墨田区両国4-36-6
ガラス会館B1
TEL. 03-5600-7337
キャパシティ:200人
ドリンク代:¥500
ロッカーの有無:無
●オフィシャルサイト


亀田隆史さん
東京両国・Bootz camp FOURVALLEY

店長
亀田隆史さん

■お薦めアーティスト
小鳥かぶれ
SEGARE
caramel

■PROFILE■
「僕はBUCK-TICK、BOOWY世代なんですが、音楽に興味を持った小学5年生の頃から、将来は音楽をやろうって決めていました。ライヴハウスの仕事を始めるようになったきっかけは、大学4年の時に就職を決める気もなかったのですが、フラフラ生きている時に、当時の店長に「働かない?」って言われて。正直、いろいろと悩んだりもしましたが、『毎日、音楽のあるところで仕事ができるなんて幸せだなぁ』と思い、働くことになりました。この仕事をやっていて良かったなぁと思うのは、一日、最初から最後まで、お客さんが良い顔をしてライヴを見ている姿や、ライヴを終えたアーティストさんが「今日は本当にありがとうございました!」と言って帰っていく姿を見る時。お客さんや出演者さんに楽しんでもらえるのが心から嬉しいし、そんな姿を見ると次の日も頑張れるってわけです。
 FOURVALLEYは四ツ谷から現在の両国に移転したのですが、これまでにC-C-Bや山崎まさよし、ELLEGARDEN、オトナモード、KEY GOT CREWらを輩出しています。現在の両国の店は出演バンドのジャンルや年齢の幅は広く、高校生バンド、社会人バンド、インディーズシーンで活躍しているバンドなどが中心に出演しています。ステージも広めなので、大人数のバンドさんでもワリと大丈夫ですね。
 すごく印象に残っているライヴがあるんですが、とあるバンドさんの出演がキャンセルになってしまい、そのバンドに紹介され、代わりに出演したバンドさんがいたんですね。そのような形で急遽決まったバンドさんなので、当日になるまでどんな音楽かまったく知らなかったわけですが、演奏が始まって、『ヤバい。この感覚は何だ…初めて聴く音楽なのに、欠けることなく伝わってくる。彼らなりの世界観が溢れた歌詞、演奏の表現にはいろいろな情景が見える』というふうに、30分のステージでドップリ彼らの音楽に浸ってしまったことがあります。そのバンドは3ヶ月後に某メジャーのレコード会社との契約が決まり、現在も活動中ですが、本当に、「あぁ、こういうのを天才って言うんだ」と思い知らされたライヴでしたね。
 ハコとして目指すのは、毎日、満員のライヴハウス(笑)。まぁ、人数にこだわるわけじゃないですが、なるべく多くの人がお店を出る時に良い顔をして帰れるようなライヴハウスにしたいです。そのためにも良いイベント、良い音、良い照明をスタッフ一丸となって作っていきたいと思っています。そして、『もっと良く。もっと良く』って思って活動している貪欲・ハングリーなバンドさんは、お店を上げて応援したいです。下手でも良いから、気持ちを込めてライヴしてくれるとテンションが上がります!」

東京 両国Bootz camp FOURVALLEYイチ押しアーティスト

小鳥かぶれ

公式サイト
死んだ魚

死んだ魚

アーティスト 小鳥かぶれ
アルバム さよならと太陽と
レーベル 未指定
リリース日 2008-05-23
再生制限 5回
2nd mini albumより

「結成8周年を迎える、日本語の3ピースバンド。気持ちを込めてお届けしているライヴが良い! 決して飛び抜けて上手な演奏をするわけではないけれど、3人が一体となって伝える“心”が響く。それだけだ。それが大切なんだと思うわけです。ギターかぶれ君はいつも打ち上げで酔っ払って寝てますけど(笑)」(亀田さん)

「僕はFOURVALLEYの店長でもあるのですが、FOURVALLEYは信頼できるスタッフがいる素敵なライヴハウスだと思います。ライヴ直前までは店長、ライヴ中はギターかぶれ、ライヴ後は店長と、そんなエピソードばかり。でも、自分達の企画の時などは店長を休業して、ギターかぶれに専念しています。
 試聴曲「死んだ魚」は、現状から一歩踏み出す人の歌。理想の自分、本当の自分。理想を見据え、本当の自分を受け入れる。そんな曲です」(小鳥かぶれ・亀田隆史さん)


SEGARE

公式サイト

「和歌山のバンド。彼らのキャッチコピーは“泥沼演歌パンク”。ライヴは激しく激しく、時に桑田佳祐のように歌い上げる。そして演歌。5月21日にフルアルバム『しゃしゃげて』を全国に向けて発売します。音源を聞き込んで、彼らの一番の売りでもあるライヴに遊びに行ったら最高! 年間150本のライヴを行う彼らは全国各地のライヴハウスに出現するので、スケジュールをチェックしてちょうだい! 最高のライヴバンドです! もちろん、また両国にも来ます。絶対見なきゃソン!です。
 彼らは何度もツアーで来てくれているのですが、やっぱりツアーバンドの大変なことと言えば“衣・食・住”。ということで、SEGAREが来る日に俺の手作りカレーをプレゼントしました★」(亀田さん)

「FOURVALLEYはSEGAREが東京でライヴをし始めた時からお世話になっているんですが、アットホームで、たくさんの人やバンドと出会えたハコです。人間味溢れる素敵な場所だと思います!! 亀田さんは先輩バンドでありながら、ダメ人間代表(笑)。とゆーか、面と向かってダメ人間って言えてしまう、癒し系の人物。あの風貌を見ると、ついつい甘えてしまうっ(笑)。 う~ん。言っていいのかわからんけど、一緒に全裸になって騒いだこともあったなぁ(笑)。
 今回の試聴曲「待人」という曲は、5月21日に発売したフルアルバム『しゃしゃげて』に収録している曲なのですが、ずばり、男を待つ女性の身になって作った曲です。僕は、女性目線の歌詞が書きやすいので、多いのですが、こんな情熱的な女性の目線になったのは初めて。今歌詞を読み返すと、「貴方が望むならこの命耐える迄待ちます、私は貴方好みの女ですか?」とか、「心まで抱いてしまうから、身をまかす私は待人」とか、けっこう刺激的な歌詞が入っていて、個人的にはとても好きです。アレンジ的にも、基本に忠実にアレンジしていったのですが、随所に出てくる気づかれない程度のフックが効いていて、好きなんです。ぜひ聴いていただいて、胸キュン(キモっ/笑)してほしいと思います」(SEGARE・阪尾大蔵)


caramel

公式サイト

「女性ヴォーカルの5人バンド。活動歴は10年を超える、実力のあるライヴバンドです。このバンドの魅力は“いつでもどこでも”ブレない演奏表現。その音に乗るマミコの歌詞とメロディは年齢・性別問わず、人の胸に響きます。人間味溢れるその言葉がホールのお客を何度泣かしたことか。そのメロディをシッカリ支えるシンヤ(g,cho)の歌声が歌の背景を広げ、caramellのサウンドが完成する。数々のライヴを行ってきた彼らならではの“風格”がステージにあります。
 僕にとっての大先輩になるわけですが、ライヴハウスの礼儀とかマナーとか挨拶とか、本当にしっかりしたバンドです。もちろん音楽にも真剣だし、会う度に緊張感がある。それでいて、後輩の面倒も良くみるし、ライヴハウス界の良き先輩として見習いたいですね」(亀田さん)

「FOURVALLEYは自分もブッキングマネージャーとして働いていますが、まだ四ツ谷から移転して1年半なので設備なども綺麗ですし、バンドさんにもお客さんにも使いやすい箱だと思います。ブッキングの条件はまず元気、礼儀あとパンチです!! 店長の亀ちゃんとは、昔からバンドとしての付き合いがあるので、頼れる仲間って感じですね。彼は体力とパンチで生きています(笑)。
 今回試聴してもらう曲は「重なる力」。『ナラタージュ』というアルバムに入っている曲で、caramellにとって大切な曲です」(caramell・中井琢也)


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※アーティスト・曲情報につきましては5月28日現在の情報です。